テコンドーの歴史


近代武道であるテコンドーは、その誕生から現在までで約半世紀となります。
創始者、崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏をはじめ、テコンドー師範達が伝えたテコンドー
は、今や世界中でその修練者数4000万〜5000万人とも言われるまでに広がり
、WTFテコンドーにおいてはオリンピック正式種目に採用されるなど、その普及
は他の武道を凌ぐ勢いにあります。 今後も更なる進歩を遂げつつ、テコンドー
は発展を続けてゆくことでしょう。                            


1、テコンドーの創生期

年度 事項
1918年 朝鮮半島北部の咸鏡北道(カンギョンプクド)で、テコンドーの創始者、崔泓熙(チェ・ホンヒ)生誕。
1930年頃 崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏、有名な書道の大家である韓(ハン)イルドン氏に師事。
韓(ハン)氏に書道を教わる合間にテッキョンを習う。
1937年 崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏、日本の近代教育を受ける為、渡日留学。京都で空手を習い始める。
1945年8月 崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏、韓国国軍創立メンバーの一員となる。
1946年 崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏、韓国陸軍少尉となり軍隊に武術を教え始める。
同時期、民族独自の新たな武道を作る為に自己の習得した空手、テッキョンなどをはじめ、様々な武術、武道についての研究を本格的に開始する。
1954年 後にテコンドーとなる武道の技術的な基礎体系が完成。
1955年4月11日 名称制定委員会により正式に認定され、新たな民族武道として「テコンドー」という名が制定される。

 2、世界と日本におけるテコンドーの普及

1955年〜 韓国国内においてテコンドーが普及。
1959年 国際テコンドー師範団を作り、ベトナム、台湾にテコンドーを伝える。
韓国で大韓テコンドー協会を設立。
1962年 崔泓熙(チェ・ホンヒ)氏、初代韓国大使に任命さる。
マレーシアにテコンドーを伝える。
1962年 世界各地でテコンドーの演武が行われ、広く世界に向けてへ普及活動が開始される。
1966年 9ヶ国の承認を受けて国際テコンドー連盟(International Taekwon-do Federation、略称:ITF)がソウルに発足。
1969年 香港にて初の国際大会となる第一回アジアテコンドー選手権大会開催。
1972年 ITF本部を、カナダのトロントへ移転。
1974年 カナダのモントリオールで第一回世界テコンドー選手権大会開催。
1975年 オランダのアムステルダムで第一回ヨーロッパテコンドー選手権大会開催。
1981年 オーストラリアのクィーンズランドで第一回テコンドー太平洋地域選手権大会開催。
国際テコンドー師範団が来日。
1982年 日本でのテコンドー普及活動が開始される。
1983年 世界で76番目にITFの認可を受けJITF発足。
1985年 日本国内初のテコンドー大会開催。
1990年 第1回全日本選手権大会開催。(以降毎年同大会が開催されている)
1993年 当会、藤沢にて発足(日本代表 岡澤 一)。日本の協会 神奈川県本部 第一号。
2002年 テコンドー創始者、崔泓熙(チェ・ホンヒ)ITF総裁逝去。(84歳)
世界のITFが分割される。
2004年 日本のITFが分割される。
当会から、組手部門で世界チャンピオン(マイクロ級・田部豊和)育成。
2011年 ITFも分割や統合がなされる。
日本国内でもITF連合会が結成され、派閥の関係などなく
試合や催しを協力し合って運営している。




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